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韓国の旅
11月5〜6日、韓国研修に参加させていただきました。期間中はソウル大学名誉教授の牟寿美先生をはじめとするソウルで活躍されている地域栄養学関係者の方々のご案内で、個人では見学ができないようなところを、たくさん訪れることができました。

中でも、特に印象に残っているのは、コットンネ総合福祉施設です。新生児から高齢者まで、それぞれの世代の障がいを持っている方や虐待を受けた方などが生活をしている施設です。障がい児の施設では、入所されている方々が音楽を楽しんでいるところを見学させていただきました。一人ひとりの目が輝き、楽しそうに歌っている姿に心惹かれました。

私は現在、高齢者施設で栄養士として勤務しています。今、職場で生活している高齢者は、毎日の生活を楽しんでいるだろうか? コットンネで出会った入所者のように、キラキラと輝いた瞳で生活してもらえるために、自分はこれからどのように仕事をしたらよいのだろう? と改めて考える時間となりました。

帰国後、まずは「お年寄りの生き甲斐探し」と、入所者との会話の時間を増やし、コットンネの院長がされていたように相手の目を見ながらゆっくり話を聞くように心がけています。少しでもあの瞳の輝きが増えるように、施設職員として頑張っていきたいと思います。

今回、このような貴重な経験をさせていただきましたことに感謝いたします。

小林雪子(フォーラム賛助会員)

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心温まる支援をしている福祉施設と伝統的な農家の生活を見学させていただく中で、韓国の人たちの慈愛あふれる国民性に触れることができ、また、米を主食とする韓国の日常の食生活にも接することができました。

韓国の食文化の特徴の一つとして、「五味五色」といわれていますが、生、煮る、焼く、蒸す、揚げるという「五法」も何気なく組み合わせて一食が構成されており、健康を支えている「食」の基本であると再認識しました。

宿泊先の朝食で、小さな土鍋に入った卵の蒸し物が出されました。溶き卵に調味料や水を加えて蒸したシンプルなものでしたが、ほんのり温かく、優しい味わいで、とうがらし・にんにく味の多い中で、ほっとする一品でした。この料理、“ケランチム”という韓国ではとてもポピュラーな家庭料理だそうです。土鍋“トゥッペギ”は、朝鮮半島最古の食器で、土器文化が生まれて以来の歴史を持つものだそうです。保温性が高く、熱い食べ物を入れる容器として、チゲ料理などで使用されています。余熱で調理することができ、さらに温かいまま食することができる、そんな鍋の特徴を活かして作られるケランチムは、作って簡単、食べて美味しい、まさに朝食にぴったりなメニューだと思いました。

韓国での米・ごはんの食べ方も多様でした。白飯に赤米などを混ぜて炊いたもの、かぼちゃ、小豆など入れた炊いた粥、ナムル等彩り豊かに具材をのせたビビンバ、韓国のりでごはん、キュウリ、たくあんなどを巻いたもの、炊き込みごはんなど。日本もそうですが、このようなバラエティー豊かなごはん料理があるのに、韓国でもお米の摂取量が減少傾向にあるのは残念に思います。

最近、日本でも米粉がブームになっています。スイーツに利用したり、揚げ物の衣やとろみに使っていますが、韓国では、うるち米を粉にしたお餅“トック”をスープの具にしたり、鍋に入れたりしています。甘辛い味つけがあとを引くトッポッギは、おやつ感覚で食べることができ、お米の摂取推進に貢献できるのではないかと思いました。

農家の見学の帰りに寄ったレストランで、お米の豊作を祝う祭りのポスターが掲示されていました。自国で食料を確保することをありがたく祝う気持ちはかわらないものであると感じ、また韓国に旅したいと思いました。

森嶋道子(フォーラム理事)

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ソウルへの旅は3回目になりました。今回も、寿美先生のご案内で朝早く、南天門の市場で朝ごはんをいただきました。当日は、寒くどしゃ降りの雨でしたが、熱々の小豆粥を美味しくいただきました。食事は、日本に留学されていた4人の先生方と私たちの総勢13名での共食です。いろいろ味わいたいので多品種少量での注文をし、美味しくいただきましたが、おなかいっぱいで食べたられなかった、kimbap (韓国ののり巻)は買って帰国しました。

kimpapは、のりにごま油をぬり、その上にふり塩をして味つけをします。ごはんに直接味つけ(すし酢)はしません。ですから、いわゆる日本でいうすしではありません。20年も前になりますが、kimpapを食べた時に、さわやかな酸味があり、さっぱりした味で大好きになりました。もちろん、独特の韓国のりとごま油の風味も好きになった要因です。不思議に思ったのは、すし飯ではないのに酸味があることでした。それは、きゅうりや大根の水キムチのすこし醗酵した酸味で、程よいものでした。砂糖を使用していませんから、さわやかな酸味が引き立つと共に、酢がないのでごはんは老化せず、ごはんの美味しさも保たれます。日本と同じような形態ですが、すしではないのり巻きです。“似て非なり”、料理の奥深さや文化の違いを感じました。

今後ますます異文化の融合が進み、料理も多様な展開がされ作り方も変化していくでしょう。でも、それぞれの国で育った知恵あり、技ありの料理は、それぞれに健在であってほしいと思いました。

針谷順子(フォーラム副理事長)

テーマ:海外旅行記 - ジャンル:旅行

【2012/02/12 11:42】 | - | トラックバック(0) | コメント(0) |
東日本大震災相談コーナー 経過報告
みなさまからのご支援、ご協力、誠にありがとうございます。

東日本大震災「食・栄養の専門書籍等支援」活動で、現地の栄養士等関係者、寄贈してくださる出版社、NPOボランティアメンバー達のつながりが広がっています!

3月11日突如、職場の基本データーや自宅の書籍などを壊滅的に失った、保健所・保健センター・病院・福祉施設・学校・訪問栄養士の自宅等ほぼ30か所へ、それぞれの希望に沿った書籍等を直接送り届けました。困っている仲間を紹介してくる人、書籍がほしいが被災状況の厳しい人を先にして自分は後でよいと書き添えてくる人、複雑な被災状況下での対応に悩んで活動のアイディアを求めてくる人、直後に現地支援に入った自治体からの派遣管理栄養士達が自分の職場に戻ってから、現地の仲間を気遣って書籍等送付を申し入れてきたケース、直後の危機的な栄養素補充段階を乗り越えたので、これからやっと病者への栄養相談ができる、食品成分表が入手できてよかったと、喜んでメールをしてくる人など、仲間達とのやり取りの輪が広がっています。この原稿を書いている1時間ほど前にも、届けた書籍からのヒントで考えた復興への新規事業案について、長電話で相談を受けたところです。

出版社も他社の協力を耳にしたが自社でも協力したいと申し出てくださるところもあり、感謝に堪えません。2〜3冊単位から100冊以上の単位まで宅配便の発送はOCHI NAOMI OFFICEや社会福祉法人みなみかぜのスタッフ等、フォーラムの会員が時間を割いてやってくださっています。

“食にかかわる専門家を支えるNPO”として、大口ではこぼれてしまいそうな現地の一人ひとりの仲間への支援を、会員のネットワークを発揮して、もっとダイナミックに進めたいと願います。よい知恵、よいパワーをお知らせください。詳細は事務局へ。

足立己幸(フォーラム理事長)

【2011/11/03 09:13】 | - | トラックバック(0) | コメント(0) |
宮城県農業高校生と交流しました
宮城学院女子大学平本ゼミでは「生産から食卓まで」をキャッチフレーズに
いろいろな活動をしています。
昨年、学内の“畑とキャンパスをつなぐリエゾン・キッチン”で
宮城県農業高校の生徒のみなさんが栽培した環境保全米を使わせていただいたのを期に
連携した活動をしています。

宮城県農業高校は3月11日の大震災で大きな被害を受け、
県内の農業高校の校舎を借りての授業が続けられました。
9月より仮設校舎での授業が始まったとのことです。

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10月1日(土)高校の畑でとれた野菜を使って、
高校生のリクエストに応えて、
簡単に栄養バランスがわかる「3・1・2弁当箱ダイエット法」の学習会をしました。
大学生のお姉さんとのやり取りが楽しかったようです。
高校生の明るい笑顔にほっとしました。
大学祭に出すスウィートポテト(宮農のさつまいも使用)の試作も高校生と一緒に行いました。

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大学祭(10月15日)では、
震災で宮城県農業高校の畑が使えなかったので、
近くの農業大学校の畑で栽培された、通称「かぼちゃいも」と呼ばれる
果肉の色がオレンジ色で味も濃厚なさつまいもを用いました。

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大学祭では高校の被災状況やさつまいも栽培についての写真を展示し、
多くの人々にがんばっている宮農生のことを伝えました。
当日は生徒のみなさんと先生が応援に駆けつけてくださり、
ゼミ生と交流しました。

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平本 福子(フォーラム理事、宮城学院女子大学)

【2011/10/24 23:13】 | - | トラックバック(0) | コメント(0) |
復興支援の歌声
 歌手の桑田佳祐さんが9月11日に仙台で震災復興コンサートを開きました。先日テレビでその様子が放送され、サザンオールスターズの時以来久しぶりに元気な姿を見ることができました。桑田さん自身昨年食道がんを患い、そこからの復帰をするためのコンサートでもありました。
 震災は私たちの生活に大きな影響を今も与え続けています。彼の歌には復旧復興を元気づける力を与えてくれる歌詞がたくさんあると思います。
 例えば「もうお別れは、たくさんだっていうなら、またこの場所で会う約束をしよう。泣きたい事はたくさん誰にもあるだろう。また逢う日まで元気でいてね。」という歌詞に続く「祭りのあと」の中で「東北の街の愛する人たちと、空も海も心もすべて、繋がっているから」と歌詞を変え地元の方々にメッセージを送っていました。桑田さんの熱い思いが伝わる素晴らしい歌詞でした。
言葉で支援することはなかなか難しいことだと思いますが、桑田さんならばできる、彼だからできるのだと思いました。
 自分のできることを支援の方向に向けて、いや支援なんて大げさなことではないのかもしれないのですが思いをいつも東北、被災された方々に向けて活動していきたいと気持ちを新たにしました。
                                   (運営委員 香川明夫)
【2011/10/10 09:37】 | - | トラックバック(0) | コメント(0) |
「食のほっとタイム」荒浜小学校のお弁当(6)
10月6日(木) 
今日は1〜3年生の遠足のお弁当を届けました。
行き先は八木山ベニーランド。あいにくの天候でしたが、
お弁当を食べる時には少し雨もあがりました。
ボランティアは食品栄養学科3年高橋亜弥、鈴木愛可、小山奈美、柴田と平本です。
出来上がったお弁当は、いつものように
LAC(リエゾン・アクション・センター)の伊勢さんが運んでくれました。

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メニューは低学年ということで、
主菜はどの子も好きな「卵焼き」と「鶏のからあげ」にしました。
ポイントは野菜料理です。
夏のお弁当の際に野菜料理が食べられない子どもがみられたので、
今回はずいぶん考えました。
そして、甘みがあって色もきれいな「かぼちゃのサラダ」、
しっかりした味の「ひじきの煮物」、
だしのきいた「ブロッコリーのお浸し」です。
緑の野菜が苦手な子がいるので、ブロッコリーはかつおだしに浸したところ、
「おいしい!」と言ってくれたとのこと。
返ってきたお弁当箱はどれもきれいに食べてありました。
大成功でした。

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6月から始まった荒浜小学校の遠足・校外学習でのお弁当支援も
今日が最後になりました。
お弁当という「モノ」に、
少しでもおいしい食事を食べて身も心も元気になってほしいという「ハート」をこめて
約30名の学生で続けてきました。
早朝からの慌ただしい料理作りの疲れも、
子どもたちの喜んでくれる姿をみると吹き飛んでしまい、
また次回もおいしいお弁当を作ろう!と頑張ってきました。
まだまだ、復興の道のりは遠いので、自分たちにできるボランティアができればと思います。


平本 福子(フォーラム理事・宮城学院女子大学)



【2011/10/08 16:39】 | - | トラックバック(0) | コメント(0) |

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